※8/16 大穢体験版のネタバレがあります。未プレイの方は閲覧非推奨です。
今年の年明けすぐくらいに伊豆大島へ行ってきました。真冬でしたが天候にも恵まれ、良い旅になりました。
記事の量が膨大になったため 前半と後半で2記事に分けました。前半記事で鎌倉と湘南周辺、後半(この記事)で伊豆大島についてまとめました。
大穢の聖地巡礼と言いつつ普通に観光目的で回っているので、ほぼ普通の旅行記みたいになってます。
△マークが個人的に選んだ大穢に関係ありそう or スチルやtumblrに登場した(暫定)スポットです。
◆目次
後半:伊豆大島編(この記事)
・竹芝ふ頭 △
・岡田港(島北部)
・三原山
・波浮港周辺
旧みなとや旅館・現踊り子の里記念館 △
旧甚の丸邸
・元町港周辺
・東京都立大島公園(動物園)
・岡田港 八幡神社
・おすすめのお土産
・旅行の際の注意点など
前半:聖地巡礼 湘南・鎌倉編 (大穢)
そのうち公開予定:聖地巡礼・東京編(橋姫・CocoonBN)
前編:発売前だけどゆるめに大穢の聖地巡礼をしてきたレポ【湘南・鎌倉編】
▼竹芝ふ頭 △
最寄り駅:ゆりかもめ「竹芝駅」:歩いてすぐ
JR山手線「浜松町」:北口から歩いて10分ほど
都営地下鉄「大門」駅: B2出口から歩いて約10分ちょい
ここから東海汽船の運航する伊豆大島行きの船に乗ります。2時間かからず到着できるジェット船:セブンアイランドと、のんびり鈍行で各島を見られる大型船:さるびあ丸との二種類があります。これに加え飛行機で上陸という言う手も。
大穢では浦竹桟橋・灯海汽船として登場しました。
当時はスーパーしまとくきっぷが破格でしたので大型客船で乗り込みました。通常の片道運賃以下で往復分の切符を購入できるえげつないきっぷです。なんで?(現在は終売)
もちろん乗船時の条件はいくつかあり、かつ発売時期は限られますが、随時東海汽船さまのHPをチェックしてみてください。
冷たい夜風に当たりながら荷物を詰め込んだスーツケースをずるずる引っ張り船内へ。
旅行当日はど平日の閑散期だったこともあり、二等和室ですら貸し切り状態でした。10畳はあろう客室ががらんとする様は夏の繁忙期には見られない光景でしょうね。
大型客船はそれなりに揺れますし、乗船時間も長くなるので事前に酔い止めを買っておくと吉。竹芝ふ頭周辺にはコンビニもありました。
都内からのアクセスも大変容易でダイバーにも人気が高い島ですので、夏休みなど繁盛期は船の枠や宿が早く埋まってしまいがちです。9月の発売後すぐに観光をしたい!という場合は少し待ってオフシーズンを狙ってみるのもありかも。船の予約は予約日の2か月前から可能です。
涼しくなってきた頃ですと観光客も少なくなってくるため、ゆっくり観光ができるかと思います。私が行った時はびっくりするくらい人とすれ違いませんでした。
船内では毛布のレンタルが出来ます。二等和室の場合は布団がないため、必要であれば購入する形になります。
上着を着こめば十分温かいだろうかと思ったのですが、意外と寒かったので購入することに。100円で引換券を購入し、案内所兼窓口で引き換えます。降りる際も客室におきっぱで大丈夫な親切設計です。
シャワーは100円で3分間使えます。100円で頑張って乗り切りました。
船員の方々がめちゃくちゃ親切で、わからないこと聞いても気さくに答えてくださりました。
太平洋の波を全身で感じながらぐっすり眠って朝6時。伊豆大島の北側、岡田港に到着です。
▼岡田港(島北部)
伊豆大島にはいくつか港がありますが、実は日によって到着する港が異なります。
基本的には島北部の岡田港と、西部に位置する元町港の二箇所から発着します。
ホテルによっては船の発着港をロビーに記載してくれているところもありますので、チェックアウトの際は確認しておくことを推奨します。
◆伊豆大島の交通機関について
さて、風情のある漁村といった具合の岡田港ですが、漁港に沿うように高い山がそびえているため、船を降りた時点ではシンボルである三原山の姿はまだ見えません。
伊豆大島での移動手段は、基本的にはレンタカー・バスでの移動が中心になります。慣れない土地での運転は不安だ、という場合はレンタルタクシーという手もあります。体力に自信のある方はサイクリングで島内一周を目指すのも良いかも。島東部の山道を選ばなければ初心者の方でも走りやすい島かなと思います。
今回はレンタカーで観光しました。島中を回るには車がいいかなと思ってのことでしたが、これが大正解。夜行便の船だとどうしても早朝に港についてしまうのがネックだったのですが、車を借りたことで宿にチェックインするまでの間に観光も出来たし温かく快適に過ごすことが出来ました。
◆路線バスについて
◆路線バスについて
大型客船が発着する日は朝6時頃から島内各方面へ向かうバスが運行しているので、免許を持っていなくても早朝観光は可能です。路線バスは本数こそ少ないですが、山がちな島東部と島西部のサンセットパームラインをのぞくほぼ島全域を回ることが出来ます。
路線バスは各種乗り放題券の発売も。バス内で購入でき、便利なデジタル版を購入する場合は指定アプリのダウンロードが必要です。島内は一部携帯の電波が届きづらいエリアもありますので、あらかじめ到着前にDLしておくことをおすすめします。
※時期によっては運航自体がお休みになる路線もあります。詳しくは大島バスさんの公式HPをご覧ください。
隣接する日の出浜遊泳場などを眺めて、車を走らせます。
島全体の地理や観光スポットは大体頭に入れたのみで、回る順番は完全にノープランだったので朝食を軽く食べて三原山へ直行。朝っぱらから登山です。しんどかったー。
▼三原山
映画ゴジラ(84年版)の聖地でもある三原山。特撮・怪獣といえばウルCですが、モチーフになった作品の聖地として有名です。火口までは1時間弱ほど歩きます。
登る前。
登った後です。自然そのまんまって感じでした。
写真ではなかなかすごさが伝わらないんですが、とにかく迫力がすごかった!登山道入り口にある駐車場を抜けた瞬間に全然知らない異国にほっぽりだされたような絶景が楽しめます。
火口付近
燃えてました。ゴジラを見たことがある人にとっては目玉スポットなのではないでしょうか。
ゴジラ岩
ゴジラ岩は思っていたよりちょこんとしていて可愛らしい…
裏砂漠方面まで足を伸ばさないのであれば、2時間あれば十分回れるかと思います。
お土産屋さんっぽいお店は早すぎたのかやってなかった。
お次は波浮港周辺へ。竹芝さんと汐留くんがはしゃいでいたエリアになります。
▼波浮港エリア(島東部)
元は湖であった港を改築し、港に整備した美しい漁港です。しかし、第二次世界大戦時には魚雷特攻隊の軍営として利用されていたことがあります。龍王崎灯台などにその名残が残っています。
見晴らし台からの眺め。ミニチュアのような規模感がかわいらしい。
・旧みなとや旅館(現・踊り子の里記念館) △
明治時代に建てられ今もその姿を残す貴重な建築の一つです。木造かつ本土でもなかなかお目にかかれない三階建ての旅館。入り口から早速雰囲気が素敵。
Tumblrで竹芝さんが”ええ階段や!”していたのはこの記念館の前の階段になります。川端康成著作・伊豆の踊り子のモチーフとなった旅館でもあります。
現在は旅館としての営業は行っていませんが、内部を見学することが出来ます。
館内入って左手すぐに大穢体験版・八重垣でも見られた電話室があります。スチルはガラス戸の番号が一番でしたが、実物は二番となってます。おそらくかつての八重垣はお客様で大層賑わっていたのだと思います。
※スチル左手の電話室と一致します。
写真を撮るのを忘れてしまったのですが、お土産用の折り紙がたくさん置いてありました。
↓内部の写真
高台に建てられているため、お部屋からも海が見えます。
外観その2
踊り子の里記念館を出てすぐ、踊り子坂と呼ばれる坂には、波浮にゆかりある文豪の石碑などがおかれています。一番上まで登るのは結構しんどいですが、ちょうどいい所に椅子があるのが親切。
ここから10分ほど坂を上って次の目的地へ。
・旧甚の丸邸(きゅう・じんのまるてい)
汐留くんが“沖縄みた〜い!”とはしゃいでいたのが、こちらの建物です。同じく明治期の建築ですね。旧みなとや旅館から坂を登って10分ほどの位置にあります。こちらも伊豆の踊り子と関連が深い建物です。
邸の中の庭園が結構広くて、確かに沖縄っぽさ、というか南国味がありました。奥の方にある立派な石蔵も当時の物だそう。無料で見学可能です。
雰囲気としては回想で誰かしらの生家で出てきそうな雰囲気でしたね。
▼その他行ってきたところ
▼元町港周辺
べっこう漬け・明日葉・島のからし醤油がいっぺんにまとめて食べられる贅沢丼を食べたり…
港から三原山を眺めたり。港のターミナルの横に水着着用で入れる露天風呂(元町浜の湯)があるので温まりたい人は是非。
元町港の海のパン屋さんめっちゃ美味かった。塩パンおすすめです。
お土産買った中心地らへん(役場前)
▼島北西部の海岸
牧場で牛を見たり地層見たり、どこ行っても海と岩肌が綺麗でした。この時期に行けてよかった!
▼東京都立大島公園(島東部)
結構広くて見ごたえがあるにも関わらず、なんと入場料がタダ… カモシカとかレッサーパンダとか可愛い子だらけで、とても良かったです。おまけに時期が時期だったからか、入場から退園までずっーと貸し切りでした。冬の伊豆大島ハマりそう…
▼岡田港周辺(島北部)
▼八幡神社
岡田港から歩いてすぐにある神社。お銭箱に源氏の紋に頻出する笹竜胆があしらわれていることからもわかる通り、源氏にゆかりある神社。鎮西八郎の名でも有名な為朝が流罪になってこの岡田周辺に上陸したことにあやかって建てられたそう。
本編でも汐留くんが解説していた通り、伊豆諸島には為朝に限らず本土から流罪となった武将や権力者の逸話が多く残されています。中心地の元町にも為朝に由来するスポット(ホテル赤門すぐの為朝神社)がありますので、気になった方は是非訪れてみてください。
お食事に景色にどれを取っても大満足の旅になりました。また季節を改めて乗り込みたいです。
▼おすすめお土産
岡田港ターミナルから歩いてすぐのお店:一峰さんが品揃え豊富でした。食べ物だけでなくキーホルダーや缶バッジなんかも色々あります。
・牛乳せんべい
歯が折れそうなくらい硬いですが、とてもやさしいお味で食べやすかったです。おせんぺいのキーホルダーもかわいいです。
・島からし醤油
お醤油です。お肉もお魚もなんでも美味しくなります。瓶詰なので持ち運びの際は要注意です。
・各種お酒
大島でも八丈島や神津島など、他の島のお酒を各種購入できます。飲み屋で地元の方におすすめ頂いた盛若がめーっちゃ美味しかったです。神津島のお酒ですがジモティー曰く大島の地酒よりこっちの方がおいしいとか笑(個人差あります)
▼旅行の際の注意点
・お店の営業時間について
繁盛期以外のご旅行をお考えの場合、お店の営業日や時間については事前に調べておくと計画立てやすくていいかなと思います。
閑散期の場合、夕方でお店が閉まってしまうことも多く、お客さんが少ない日はお店の判断で閉店を早めることもあるそうです。平日の場合はやっていないお店が多いのでその辺りも要注意。
気になるお店があれば事前に電話などで予約を行うといいかも。
また、島内には24時間営業のお店がありません。コンビニなどもないため、素泊まりの場合はお昼のうちに商店でご飯を買っておくことをお勧めします。
・ATMについて
郵便局併設のゆうちょ銀行が一番多く、中心地の元町にはみずほ銀行があります。24時間営業のATMはなく現金支払いのみ対応のお店もあるため、現金は多めに持っておいた方がいいですね。
【次回の旅行記について】
東京・橋姫編をやる予定です。CocoonBNについてもちょっとだけ触れます。
・取り上げる予定のスポット
浅草・隅田川周辺(橋姫・CocoonBN)
神保町・水道橋・東京大学周辺(橋姫)
上野公園周辺(CocoonBN)
江戸東京たてもの園(橋姫)
たばこと塩の博物館の展示(ピース他、大穢にも出てくるたばこのお写真)
水道橋・江戸東京たてもの園の蔵(橋姫の梅鉢堂)
ぼちぼち執筆中です。
【過去記事】
前編:発売前だけどゆるめに大穢の聖地巡礼をしてきたレポ【湘南・鎌倉編】