前編:発売前だけどゆるめに大穢の聖地巡礼をしてきたレポ【湘南・鎌倉編】

 

※12/1 大穢前編公開につき更新しました。
ネタバレがありますので、未プレイの方はお気を付けください。

タイトルの通り、鎌倉・湘南・伊豆大島に行ってきました。大穢発売後でもいいかとは思ったのですが、まとまった長期休みが取れたこともあって思い切って乗り込んできました。

記事の量が膨大になったため 前半と後半で2記事に分けました。前半で鎌倉と湘南周辺、後半で伊豆大島についてまとめます。

時間の都合で訪問できなかったスポット(平塚八幡宮など)もあるので、本編が発売された後で追記する予定です。大穢の聖地巡礼と言いつつ普通に観光目的で回っているので、あまり関係のない寺院の紹介もかなり多めです。よくある雑記のような感じで読んでいただければ。

△マークが個人的に選んだ大穢に関係ありそう or スチルやtumblr・体験版に登場した(暫定)スポットです。元ネタである孤島の鬼に関するスポットも併せて記載しています。

前半:当記事

鎌倉エリア

  1. 円覚寺 △
  2. 建長寺
  3. 浄智寺
  4. 寿福寺
  5. 英勝寺
  6. 円応寺
  7. 明月院 △
  8. 鶴岡八幡宮 △
  9. 光明寺・和賀江島・正覚寺
  10. 鎌倉大仏殿高徳院
  11. 由比ヶ丘 △
  12. 鎌倉駅 △
  13. 浄明寺 △

湘南エリア

  1. 七里ガ浜△
  2. 満福寺・七里ガ浜霊園
  3. 小動神社
  4. 江の島 △

後半:竹芝ふ頭・伊豆大島編

後編:発売前だけどゆるめに大穢の聖地巡礼をしてきたレポ【伊豆大島編】

そのうち公開予定:東京編(橋姫・CocoonBN)

1 円覚寺△

 

JR北鎌倉駅から歩いてすぐの場所にある臨済宗のお寺。蒙古襲来での戦没者を弔うために創建されたといわれています。足利義満が定めた鎌倉五山の一つに数えられるなど、鎌倉屈指の知名度を誇ります。アクタージュやアニメ版Fate/stay nightの聖地としても有名。

前編で大崎・青海がシャベルを持っているスチルはこの円覚寺の大方丈がモチーフではないかと思います。

 

 

出典:大穢 ADELTA

©ADELTA
※大穢 体験版より 月宗寺の境内として登場しました。角度と特徴的な縦額障子が一致します。




あとは月宗寺の本堂の背景スチルもこちらの円覚寺の選仏場がかなり似てるかなーという印象です。訪れた際はそちらも見てみてください。

タンブラーで紹介されていた鎌倉古民家ミュージアムはこのお寺から近い位置にあるため、合わせて見学するのもいいかも。

2 建長寺

臨済宗・建長寺派の大本山、建長寺。
総門前に大きな駐車場があることからわかる通り、鎌倉周辺の中でもとくに有名なお寺の一つ。境内そのものが国指定の史跡となっておりどこを見ても重文だらけと歴史的な価値も高いお寺です。

先ほどの円覚寺と同じく鎌倉五山の一つと言われるだけあり、境内の構造物はどれも壮観なものばかり。仏殿の天井画や庭園など、鎌倉の寺社の中でも抜群の見ごたえがあります。罹災しつつも、都度復興を経て現代もなお観光地として人気があるのもうなずけるというもの。

 

総門からズラーっと続く並びが素敵。どれも重要な歴史遺産です。

 

庭園の前にちょっとした椅子があったのですが、ちょうど日陰になっていたので一休みして次のお寺へ向かいます。

3 浄智寺

こちらも先の二つと同じく鎌倉五山のお寺。寺史を見てもわかる通り、宗風の建築様式が特徴的で山林に囲まれた階段を登り切ると鐘楼と一体型になった珍しい形の山門が出迎えてくれます。

 

 

かやぶき屋根の素敵な家屋なども。
日差しを遮るように背を伸ばした竹林の中を歩くのが楽しかった。

4 寿福寺

北条政子や大仏次郎の墓地がある事でも有名なお寺。現在は本堂の拝観は出来ず、外から見学することしかできません。

 

 

 

今後機会があればぜひ拝観したいです。

5 英勝寺

寿福寺を出て北に少し進んだ先にある浄土宗のお寺。水戸徳川家にゆかりのある尼寺。

 

 

 

鎌倉五山などに並ぶお寺と比べると境内はさほど広くはなく、ミニチュアっぽい作りで大変可愛らしいお寺ですが、仏殿の十二支の彫りや竹林など随所に 特におすすめのお寺の一つ。訪問した際は花吹雪が綺麗でした。

6 円応寺

臨済宗・建長寺派 閻魔大王が本尊のお寺。坂を下る途中にあり見学の際は狭い歩道を歩かなくてはいけないため要注意。受付までの坂道も結構急なのでお気を付けください。

写真にある本尊・閻魔大王座像[重文]は運慶作と伝えられており、眼光鋭い閻魔大王の表情をよく捉えています。地獄で十王に裁きを受ける罪人の気分を味わえますね(笑)

 

 

 

十王様方の像を眺めていると、大穢には十王信仰もモチーフの一つに入っているんじゃなかろうか……などと思いました。

舞台が三周忌の法要という点や主要な登場人物の人数などもそうだし、裁きを受け罪を問うという十王の思想がモチーフとなっている”ひかりごけ”や”そして誰もいなくなった”でも印象的な裁判のシーンを思わせるというか。なんにせよ本編が楽しみです。

7 明月院 

直接の登場はありませんが、タンブラーに写真が上がっていたので、もしかするとスチルなどで登場するかも。

 

 

 

 

 

本堂の丸窓からの眺めが有名なお寺。時期によっては一面に菖蒲が咲き誇る名所でもあります。

 

須弥山思想をイメージしたといわれる枯山水。

 

なんとこのお寺さん、本物のうさぎさんがいます!  かわいい。

撮影に失敗したので写真はないのですが、境内にもうさぎや亀さんの像がいました。撮りたかった……

8 鶴岡八幡宮 △

言わずもがな鎌倉名所の鶴岡八幡宮。くろさわ先生がご祈祷をしていた神社です。

源頼義が石清水八幡宮を鎌倉に勧請した前身のお宮をのちの征夷大将軍・源頼朝が現在の地に移したのが始まりと言われています。

※12/1 追記 大穢 前編 冒頭のスチルに登場しました。

 

鳩サブローと大崎(境内に鳩もいました)

静御前が舞ったといわれる舞殿前から撮影。吾妻鏡にあるように静御前が舞いを披露したという逸話もある一方、源実朝の最期の地としても有名です。

現在はそういった騒乱からは程遠く、平日でも屋台が並び常に賑わう地となりました。遠足と思しき学生の姿もよく見かけます。北鎌倉方面から歩いてきたので裏手から入ってお参りを済ませました。

 

出典:大穢 ADELTA

ここの本堂からの眺めが本当に綺麗なんですよね。THE・参道という感じで。かつては大銀杏が境内のシンボルでもあったのですが、2010年に倒壊し倒れた巨木は併設の鶴岡ミュージアム内のカフェに展示となり今に至ります。

 

大崎のモチーフの一つとして、大江山の鬼退治の逸話をはじめとして日本各地の鬼伝説や源氏の武士達の逸話が複数含まれていると考察しているのですが…… そのうち橋姫の聖地巡礼も兼ねて京都の方にも訪れてみたいなと思います。

9 光明寺・和賀江島・正覚寺

余った時間で元ネタというよりは為朝関連のスポットへ。鎌倉駅から逗子方面へのバスに乗ります。

光明寺前で下車。

 

降りたバス停は目の前がなんと海! 材木座海岸です。名前の通り材木の運搬はもちろん、鎌倉時代の末期くらいまで幕府を支えた港の一つです。

大変綺麗な眺めなのですが、一旦はお目当てのお寺に向かいます。くるっと後ろを振り返るとそこにはもう目的地が……

光明寺

浄土宗の大本山、光明寺です。

どでかい本殿が見もののお寺なのですが、現在は大修復の真っ只中。いつかリベンジに来たいなと思いつつ、からっぽの蓮池を眺めます。

今回こちらを訪れたのは為朝の逸話との関連から。伊豆大島に配流となった為朝が光明寺裏の山(天照山とも)に向かって矢を放ったそうな。すぐ近くにある六角の井に残る伝説ですね。
墓地もちらっと外目で見てみましたが、一致しそうな場所は見当たらず…… 山門でけ~と首痛めながら見学しました。

 

 

 

 

本殿は現在改修中でしたが、工事中の様子を見ることが出来ました。レアといえばレア。

 

本堂の裏手にある山道から展望台を目指します。

 

映画シン・ゴジラでもここの角度から上陸するゴジラのシーンが印象的かと思います。写真は載せませんがこっそりそちらの聖地巡礼にも回っていました。
ここからだと江の島まで視認することはできなかったため、もう一か所のお寺にも行ってみることに。

正覚寺

光明寺から逗子方面へ歩いた先にあるお寺です。

 

 

ちょっと高台すぎたかも。

CooL-Bの最新号のスチル紹介で”ここから見る景色にはある秘密が……”という表記がありましたが、これはもしかして潮の満ち引きで姿が変わる和賀江島のことを指しているのでは?と思って見にきてみました。

和賀江島

和賀江島とは鎌倉時代に作られた日本最古の人工島です。
港としての運用期間はさほど長くはないものの、当時は貿易・船舶の往来に使用されていたとのこと。

 

先ほどの材木座海岸に戻り和賀江島を撮影。見た感じは似ているけれど……

角度的にはかなり近しいですが、ちょっと遠目すぎるかも。

 

別角度からもう一度撮影。

写真左奥に見える小さな島が日本最古の築港、和賀江島です。往阿弥陀仏という僧が”南風に弱い鎌倉周辺に防波堤を作るべきだ”と当時の鎌倉幕府執権北条泰時に進言し、造営されたものです。

完全一致ではなさそうなので、もしかすると光明寺周辺からの眺めではないかもしれません。温泉繋がりで稲村ヶ崎から眺めたものの可能性もありそう……(今回は訪問しなかった)

その奥にうっすら見えるのが江の島ですね。天気が良ければ富士山も見えます。

海水浴場当たりで写真を撮っていたら観光客と思しき外国人の方に”富士山ってどこから見えるの?”と聞かれてめっちゃ困り果ててしまいました……(英語苦手……) この辺りで外国の方を見かけることがあまりないかったため色々お話を聞いていたら自転車で適当に回っていたらたどり着いたとのこと。めっちゃ日本楽しんでそうでほっこりしました。

10 鎌倉大仏殿高徳院

元々あった大仏殿は倒壊しており、今は露仏に。空を背景に大仏を見学することが出来ます。周りを取り囲むように置かれたいかにも椅子っぽい石が実はその名残[礎石]だったりします。

境内には与謝野晶子の歌碑(大仏の顔爆イケじゃん的な内容)などがあり、周辺には長谷寺や極楽寺・鎌倉能舞台や文学館(現在休館中)など、多くの観光名所が。いずれも休館中だったり時間的な都合で今回は訪れませんでした。

 

11 由比ガ浜

 

いつ散歩しても楽しいんですけど、集団墓地があった名残で何百年も前に埋葬されたと思しき人骨が見つかったとか、かつては合戦場だったとか、割と穏やかではないエピソードに事欠かない海岸でもあります。中でも義経との間に産んだ赤子を由比ガ浜で殺されてしまった静御前の話が印象強いです。

孤島の鬼では深木山が鎌倉の海水浴場で殺害されてしまうシーンがありますが、犯人はよくこんなまっさらで遮蔽物のない海岸であんな犯行を行えたなあと思います。


12 鎌倉駅 △

鎌倉観光の拠点の一つ。鎌倉駅です。
ここから北へ行けば鶴岡八幡宮はじめ鎌倉五山へ、南へ行けば由比ガ浜へ行くことが出来ます。江ノ電の始発駅にもなっていますね。

大穢においては冒頭のシーンで登場します。バス乗り場も健在ですが、当時のものと同じ型は流石に残っていないかなと。


徒歩圏内に鳩サブレでおなじみの豊島屋さん本店もあります。鳩三郎キーホルダーはここでしか買えませんのでお見逃しなく。

13 浄妙寺 △

境内は別のお寺だけれども、現在も京急バスが通っておりルートも完全一致なので、冒頭の雰囲気を感じるにはおすすめ。上の方にある石窯ガーデンテラスは眺め良いしパンがおいしい。

 周辺には鎌倉で最も古いとされる杉本寺や竹の道で知られる報国寺など、見ごたえのあるお寺がいっぱいあり、見ごたえたっぷりです。杉本寺のお仏像めちゃくちゃカッコイイのでおすすめです!

 

 

湘南エリア

1 七里ガ浜 △

貫禄のある鳩

 

 

こちらもタンブラーで地名として名前が挙がっていました。

鎌倉・湘南周辺がどこまでスチルに登場するかはわかりませんが、過去回想なんかでは出てくるかも。

2 満福寺・七里ガ浜霊園(腰越)

源頼朝の弟、源義経にゆかりのあるお寺です。兄弟喧嘩をした時に弟の義経がお手紙を書いたことで知られるお寺です。

併設の霊園は高台にあり、江ノ島周辺を一望できる絶景スポットです。

 

 

 

 

2019年に焼失してしまった源氏庵跡

3 小動神社

霊園から江の島がちらりと見えるスチルは初めこちらの七里ガ浜霊園かと思ったのですが、光明寺からの眺めの方が角度的には近そうですね。

源頼朝にゆかりのある神社です。海が近く眺めもいいことで有名です。

 

 

 

小動神社境内奥にある展望台っぽい所がせり出した崖の様になっており、かなりの絶景。望遠レンズとかで撮ったら映えそう。

・片瀬海岸~江の島上陸

 

 

 

ハーレムエンドではこの辺の海でわちゃわちゃする世界線もあるかもしれない。

4 江の島

色んな漫画とかアニメの聖地になっている江の島ですが、私の中ではぼざろとエルフェンリートの印象が強いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

島の奥には孤島の鬼を想像させるような岩屋があり、内部を見学することもできます。常に水で濡れた洞窟内はどこかミステリアスな雰囲気ですね。こんな真っ暗闇で水攻めなんかに遭ったら堪ったもんじゃない……

余談ですが、この岩屋にある洞窟は富士山の麓の氷穴(!)と繋がっていると言う伝説があります。

 

その他にも龍口寺やら色々ふらーっと回ってきました。

江の島の岩屋に向かう道中で坂道が多かったので筋肉痛に悩まされるかとも思いましたが、杞憂に終わりました。足腰が健康なうちに色々回っておきたいです。

人と会う予定があったこともあって一部回り切れていない場所もあるので、発売後にリベンジしたいなと思います。

後半では民宿八重垣などのスチルの元ネタとなった伊豆大島へ行ってきます。


【後編】伊豆大島編(大江/大穢)

後編:発売前だけどゆるめに大穢の聖地巡礼をしてきたレポ【伊豆大島編】

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA